日々の雑記帳
by dokkatouyu
ラインハルト フォスさんの彫刻展示を終えて
ラインハルト フォスさんの木彫刻が我が茶室などで数日展示された。
寂びが湧く土壁に静かに人物の頭部が浮かび上がる。
存在することの気配が空間と拮抗している。
彼との会話から、作品と空間の関係論になった時、彼は作品そのものがポジティブで作品の外界との境界線周辺部をネガティブと感じるらしいとわかり、驚きであった。われわれは、作品を取り巻く空間を間としてとらえている。ネガティブの範囲が広い。友人のt氏によればレオナルドダビンチも作品主体の周辺部を問題にしておったそうだ。ダビンチの素描も主体周辺部の密度の気配が高い。西田幾多郎の主語と述語の関係をおもってしまう。主客合一の極北は東西いまだ融合せずであるのか。存在の背後を想定すれば見えざる界よりたち現れる場は原初そのもの、なずけられれないネガネガであろうか。そして、すべてがつねに生き生きと動いている。フォスさんの作品から空間のメロディが聞こえていた。
今もメロディの輪郭は残っている。

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by dokkatouyu | 2010-11-11 20:14 | 思いのまゝ
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