日々の雑記帳
by dokkatouyu
盆から古窯へ
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先だって、金沢の所用の帰り、始めて山中温泉に寄り、我谷盆の一大展覧を見る。以前、富山文長堂より教えていただいた自給的な作行の盆であるが、あらためて、不思議な存在感に胸がひきつけられるようだ。
李朝木工の持つ無手勝流の仕事に近い。迅速な鑿のリズムに酔う。未練を断ち切って、一路さらに奥の谷に向かう。半時間ほど走らせると、水没した我谷村の奥にはいる。ここは古九谷の古窯跡だ。谷の風がやや寒い。左手に初代後藤才次郎さんの記念碑が屹立していた。最初期の窯跡は今まで訪れたもののなかで一番勾配が急であった。織部焼の元屋敷窯に近いか?孤立した環境であれだけの密度の仕事がなされておったことにこころになにかガツンと来る。最優品はたぶん40年内外の時期に集中しておることでしょう。多くの障害と困難の超克のかなたに存在する古九谷と呼ばれる存在の意味は計り知れないものがありそうである。
by dokkatouyu | 2009-11-12 01:09 | 思いのまゝ
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